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しんだきもち

更新日:2022年7月29日

作 谷川俊太郎、絵 合田里美『ぼく』


死んでしまった方がいいって、毎日のように思う。

真剣ではないけど、軽口でもない。


理由はいくらでもある。愛されたい人に、

愛されないとか。なんとか、なんとか。


だれでもそんな日はあるだろうし、子どもだって人間なんだから、

死ぬことくらいは考えるだろ。


だって、

生きるか死ぬか、

人生二択しかないんだから。


『ほく』という絵本は、読み方はいろいろだろうけど、

「ぼくは しんだ」と始まるから、

しんだぼくが、しんだことについて、話しているんじゃないかな。


そういや、死ぬことはよく考えても、

死んだ後の自分の心情なんて、考えたことがない。


この絵本の絵の、平穏な色合いのように、

平穏な心持ちなんじゃないかな。


わたしは、もう、すでに、しんだ。

一度そんな風に考えて、平穏な気持ちになってみるのも、

いいかもしれない。


少数の人にしか届かないかも知れない。

でも、死んだ自分を想像してみて、

少し気持ちが楽になる子どもも、どこかには、

いるはず。


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